2009/12/08

日本のCSR

CSRに関する活動はヨーロッパやアメリカなど、世界各国で幅広く行われているが、日本においては1970年代から企業の社会的責任ということば使われ始めたようです。しかしながら、CSRとよく似た考え方は、江戸時代の証人の家訓にも見られます。

有名なのは近江商人の家訓です。「三方よし」といって、具体的に言うと、「売り手よし、買い手よし、世間よし」のことです。現代的に言えば、ステークホルダーに配慮した商売活動を行う、ということになるでしょうか。

また、近代では明治時代の実業家である「渋沢栄一」の「道徳経済合一説」があります。「事業という以上は、自己を利益すると同時に、社会国家をも益することでなくてはならぬ」と述べています。

このように、CSRに類する思想は、古くから日本にもあったと言えます。現代では、1960年代以降の高度成長期における公害問題などから、企業が批判を受けるようになり、企業の社会・環境に対する目が養われたといえるでしょう。

さらに、情報通信技術の発達によって、情報が簡便に伝えられるようになり、企業不祥事がマスコミに取り上げられることで、より多くの人が企業活動の問題点に目を向けられるようになっています。

また、企業の不祥事が暴露する原因として多いのは、「内部告発」です。
近年では、一生同じ企業に勤め続ける従業員は減り、企業間の人の移動が増えています。それによって会社に対するいわば「忠誠心」が薄れつつあることや、公益通報者保護法によって内部告発を行った労働者を保護する制度が生まれたことから、内部告発が増えてきています。これが、一般の人々の不祥事への関心に拍車をかけているのでしょう。

現在、CSRは日本の企業にもかなり浸透してきたといえますが、実際の活動の現場では様々な問題が生じています。このブログでも、そのような問題について取り扱っていければと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿